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第19回 〜医療法人徳洲会 岸和田徳洲会病院〜

 岸和田徳洲会病院は徳洲会グループの3番目の病院として1977年5月に開設された。開設以後、徳洲会の基本理念である「生命を安心して預けられる病院」、「健康と生活を守る病院」のもとで、24時間診療と救急医療に取り組んできた。2002年に現在地に新築移転を行い、病院機能評価の認定取得、臨床研修病院の指定を受けるなど、高機能病院としても発展を続けている。2006年には敷地内に、PET−CT、日帰り手術、透析、健診などの機能を持つ4フロアを整備した新館がオープンし、さらに質の高い地域医療に貢献している。 看護部では「患者の権利を尊重し、専門性の高い優れた人材を育成して心に届く看護を実践する」ことを基本方針とし、7:1看護配置による看護を行っている。また「100%希望配置」を実現するなど、看護師のキャリアアップをサポートする体制を整備している。 今回は山上美恵子看護部長、教育担当の松本美幸師長、新人看護師の松尾敏彦さんにお話を伺ってきた。
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◆山上美恵子 看護部長 プロフィール
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1990年に国立療養所千石荘病院附属看護学校を卒業後、千石荘病院に入職する。2002年1月に岸和田徳洲会病院に主任として入職し、同年10月に師長に就任する。2006年に医療安全専従リスクマネージャー副看護部長を経て、2007年1月に看護部長に就任する。
◆松本美幸 師長(教育担当) プロフィール
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1989年に大阪府立看護短期大学を卒業後、国立循環器病センターに入職する。2003年に平井病院(奈良県橿原市)へ入職し、教育担当の師長を務める。2006年に岸和田徳洲会病院に入職し、教育担当の師長に就任する。またICU師長も兼任している。
◆松尾敏彦さん プロフィール
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大阪府貝塚市出身。2008年に河崎会看護専門学校を卒業後、岸和田徳洲会病院に入職し、4階うみ病棟(内科 脳卒中)に勤務している。
※岸和田徳洲会病院では、本館の海側の病棟を「うみ病棟」、山側の病棟を「やま病棟」と呼んでいる

<看護部の特色>
 岸和田徳洲会病院は22診療科322床(一般病床310床、ICU12床)を擁し、岸和田市のみならず周辺自治体を代表する急性期病院の一つである。特に、心臓血管外科は年間400(開心術)症例の手術実績を挙げており、循環器内科の心臓カテーテル検査と並んで、高い評価を受けている。そういった岸和田徳洲会病院における看護部の存在を、山上看護部長は「箱の中に収まっていない面白さがある」と語る。
山上(部):
たとえば、もともとICUの12床を6床ずつ、心臓血管外科とERや外科の大きな手術に分けて使用していたのですが、12床全てを心臓循環器疾患で使用することになりました。それで、その他で必要なICU病床を8床のハイケアユニットとして再構築し、看護師を新たに投下しました。このために救急看護や重症の患者さんへの対応など、緊急に教育しました。配置後はOJTが主体となりましたが、現在も皆が熱心に取り組んでいます。心臓外科医である東上震一院長の就任以来、心臓血管外科の実績が非常に向上しています。院長以外の医師の指示も新しい医療を始めようとする積極性があるんですね。当たり前の看護をしていたのではそういった指示についていけませんので、看護部としても常に前進したいと考えています。
松尾:
看護学校の実習で岸和田徳洲会病院に来て、高齢の患者さんが多いなという印象を受けました。小さいときから祖母と仲がよく、祖母の通院について行っていたんです。そういう経験から高齢の患者さんの多い病院で働きたかったので、こちらの病院を志望しました。実習で「こんな看護師になりたい」と思えた先輩に出会えたことも大きかったですね。その先輩はどんなときでも明るさがあり、熱く引っ張ってくれました。ただ、実際に働き始めると、実習のときとは雰囲気が違い、厳しいですね。看護師免許を持って働くことの責任の重さを感じています。
山上(部):
私どもの看護師を見てくれて、それが志望動機であったことに感動しましたね。「理想」とされた彼女自身にも伝えたところ、「モチベーションが上がった」と言ってくれました。私どもは看護学校4校のほか、通信課程で学ぶ学生の実習先になっており、常に実習生が来ているんですね。実習した学生がそのまま就職を考えてくれるように、「一緒に学ぼうね」という姿勢を持ちながら、優しい指導者であること、楽しい実習をさせることを目指しています。

<新人看護師の現在>
 岸和田徳洲会病院では診療科ではなく、症状や治療目的別のPPC方式を採用した病棟区分を行っている。新人の松尾さんは4階のうみ病棟に配属された。4階うみ病棟は手術以外の患者さんばかりで、高齢やターミナルの患者さんが多い。松尾さんも疼痛ケアや化学療法を学びながら、内科、外科、心臓血管外科、整形外科、精神科など、多岐に渡った診療科に属する患者さんを担当している。
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松尾:
こちらの病院のいいところは「100%希望配置」です。私は憧れの先輩がいらっしゃる病棟を迷わず希望しました(笑)。病棟は慢性期と急性期の2チームに分かれており、私は慢性期チームに所属しています。先輩は急性期チームなのですが、今も業務のことなど、頻繁に質問に行っています。男性の先輩もいらっしゃり、よくお話しします。ほかの先輩方も皆さん、優しいですよ。初めてのケースでは細かく教えてくださるし、経験のあるケースでも不安なときは一緒に確認してくださったり、手厚いフォローがあります。検査内容も患者さんによって違いますし、検査出し、オペ出しなど大変ですが、皆さんにかわいがってもらって、頑張っています。
山上(部):
私どものサイトに患者さんからのご意見箱があり、そちらで名指しで誉めていただいた看護師は「今週の花マルさん」として評価されます。松尾は新人ながら、「花マルさん」になりましたよ。
松尾:
その患者さんは入院から退院まで、一通り看せていただきました。年齢も近くて、話しやすく、悩みなどを伺ったり、日常の関わりが持てたんですね。退院後に「リハビリ、頑張ってるよ」と報告に来てくださったときは本当に嬉しかったですね。今の仕事を目一杯、取り組みながら、今後は患者さんだけでなく、患者さんのご家族の方々にも認められ、受け入れられる看護師になりたいと思っています。

<新人看護師教育の特色>
 山上看護部長は「高機能の急性期病院での看護はどうあるべきといった独自の看護観を持ち、一人一人の患者さんを看ることができる看護師を育てたい」と話す。岸和田徳洲会病院ではラダー制を採用し、それぞれの看護師が自分の位置を把握しながら、目標を設定している。集合教育をなるべく少なくし、体験型の研修内容が豊富な点が大きな特色である。
山上(部):
集合教育ですと、どうしても「受けさせられている」という意識が強くなってしまいますので、テーマや課題に対して発表させる機会を増やす研修に力を入れています。そのため1年目のときからプレゼンテーション能力が身につきます。私も新人と院内ですれ違うたびに「この前のプレゼン、良かったね」などと声をかけるようにしています。看護部長室は遠い存在だと思われがちですが、病棟をラウンドすることで現場の声を収集できますね。「なんでも部長に上がりすぎる」とも言われています(笑)。私どものスタッフは大卒はほとんどおらず、「現場ありき」で育ってきたメンバーなんです。学者というより技術者が揃っているんですね。そのため統率力、応用能力に優れていると自負しています。毎年約30人の新卒看護師が入職しますが、そういった先輩たちに育てられるからか、早期に退職することはないですね。
松本(師):
24時間救急や急変への対応を可能にするための教育システムを整備しています。1、2年目は基礎看護技術の習得がメインですが、1年目からマニュアルに沿った形で症例検討を行い、自らの看護の振り返りをしています。看護の展開を学ぶことで、「本当に看護をしているのか」という不安が解消するようですね。2、3 年目になってきますと、看護への思いが変わってきますので、違う角度からの症例検討を行っています。たとえば騒音対策や看護用具の改善など、患者さんを取り囲む周辺環境などですね。また3年目には自らの成功体験を振り返り、今後の看護にどうつなげていくのかを考える症例研修を行っています。
3年目は色々と揺れる時期でもありますので、段階に分けた教育に時間をかけています。最初の段階として、印象に残った場面のリポートを書きます。次に看護理論に照らし合わせ、「患者さんの反応が良かったのはこういう言葉がけをしたからだ」などの根拠を示し、一人ずつ主任、師長、部長の前でプレゼンします。「その前の場面の方が効果があった」などの講評をもらって、振り返ります。最後に他の看護師の発表を聞いて、共有化を図っています。その後は経験年数に応じて、様々なモデルを考慮しています。
松尾:
1年目ですし、仕事を覚えることに大変で、ラダーシステムを全て理解しているわけではありません。現場でも様々なことを教わっています。1年目が終わるときに「12カ月フォロー」があるので、現在はそのプレゼンのための準備をしているところです。

<評価制度>
 岸和田徳洲会病院では師長面接(役職者以上は看護部長による面接)で個別の項目に対し、A、B、Cまでの評価をすることが主体となった目標管理を行っている。2009年度からは目標管理制度とラダーシステムの一層の浸透に向けて、春から管理職を対象にした研修を行う予定だ。
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松本(師):
以前、勤務していた病院でも教育を担当しまして、経年別でのラダーを作成しました。岸和田徳洲会病院ではラダーの基盤があったので、それを生かしつつ、「看護師に絶対に教えておきたいこと」を網羅したラダーを作りました。システムの特徴としては4年間、この病院で看護基礎技術を確実に学べることでしょうか。 4年を経たら、自由に選択できます。また教育体制が委員会活動とミックスしていることも特徴ですね。
山上(部):
所属長がラダーや評価の仕方を理解するには若干の時間がかかりそうです。ラダーを軌道に乗せるために師長、主任の合同会議を開催しています。
松本(師):
私自身もICUの師長として、現場での評価を行っています。私の所属する現場では心臓を好きにならないと、どうしようもありません。私は心臓が好きだからこそ、仕事に打ちこめていますので、その楽しさについては折に触れて話しています。実際の評価はシートを使用した、年に3回の面接が中心です。新人には「分かるようになれば面白いんだから、そのためには勉強が必要だね」ということなどを伝えています。
山上(部):
「生命の現場にいるかぎり、ここだけで終わってはいけない」ということも話します。そのため学会への参加なども可能な範囲でサポートしています。認定看護師は救急看護の分野で男性看護師が1人います。認定看護師は専用の部屋を持っていますが、院内研修などの集合教育の場には積極的に参加してもらっています。認定看護師がいることで看護の質が向上しましたね。今後は感染管理認定看護師を誕生させたいと思っています。

<委員会活動>
 委員会活動は大きく分けて、業務、教育、医療安全がある。業務委員会ではクリニカルパスや看護記録などについて、業務の改善を図っている。また医療安全委員会ではNSTや褥創、医療事故などについて話し合い、医師も巻き込んで大規模に活動している。
山上(部):
薬剤部とも連携し、薬剤のラベルを張り替えるなど、安全管理にはコストをかけています。委員会活動は時間内の扱いですが、ラダーシステムの中でも選択できます。時間外の扱いになりますが、学びを深めたい新人看護師にとってはいい時間になっているようです。電子カルテも委員会主導でしっかりした教育を行いました。マニュアルも充実していますし、新人にしろ、嘱託にしろ、現場の混乱は全くありませんでしたね。

<福利厚生>
病院の隣のマンションを2室分、改装して保育所を作り、24時間保育を行っている。しかし手狭となり、年齢別の保育が不可能になったため、病院の敷地内に保育所を新設を今年中に予定している。
山上(部):
これで生後3カ月から就学前まで、年齢に合った保育ができるようになり、お子さんの遊びの幅も広がりました。また学童保育も行っています。そのほか、職員の親睦を図るため、春の旅行、秋の遠足、ボウリング大会なども開催しています。看護師寮も多数の物件から選べます。全て1DKの間取りで、好評です。

<メッセージ>
最低3年は私どもで研鑽を積んでもらい、将来的にどこに出ても恥ずかしくない中堅看護師になるような教育を行っていきたいと考えています。「100%希望配置」をしているのも、担当したい仕事をすることで辞めずに頑張っていけるからなんですね。私どもでどんな看護をしたいのか、その目標を持った看護師においでいただきたいと思っています。
<病院概要>
名称
医療法人徳洲会 岸和田徳洲会病院
住所
〒596-0042 大阪府岸和田市加守町4丁目27-1
電話
072-445-9803
FAX
072-445-9791
病床数
322床
診療科目
内(一般、消、循、内泌、神、心内)、外(一般、心)、小児、産婦、整形、形成、脳外、透析、泌、皮、放、麻、理診、眼科、耳鼻咽喉科)
<アクセス補足>
南海本線 春木駅より 徒歩 7分
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