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第2回 〜医療法人社団 恵心会 京都武田病院〜

 京都武田病院は京都市下京区に位置する。1981年の開院以来、地域のニーズに合わせて、病棟の編成を行い、現在は240床を有する中核病院である。看護部では「人と人とのふれあい」を大切にした看護を目標に掲げ、看護師教育にも力を入れている。
今回は西岡和子看護部長と玉井白百合回復期リハビリテーション病棟科師長にお話を伺った。


◆西岡 和子 部長 プロフィール
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 1976年に京都保健衛生専門学校を卒業後、京都武田病院の前身である山上病院に入職する。1981年に山上病院が京都武田病院へ名称変更となる。1993年に看護部部長に就任し、現在に至る。
◆玉井 白百合 師長 プロフィール
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 1987年に京都武田病院に入職し、奨学生制度により1991年に京都保健衛生専門学校を卒業する。2003年に回復期リハビリテーション病棟科の師長に就任する。

<ラダーシステム>
 京都武田病院では、このほどラダーシステムを策定した。これは看護師が段階を経ながらステップアップし、それぞれの成長への動機づけを行うための指標となる教育システムである。これにより、自己の看護実践能力を向上させることができ、目標を設定するため、達成状況を客観的に評価することが可能となる。
西岡:
看護のあり方は以前と比べると、随分変わってきました。その中でも専門性を重要視するようになったことが大きいですね。私どもでは糖尿病療養指導士、内視鏡学会認定士、透析技術認定士の資格を持った看護師が活躍しておりますが、さらに認定看護師を誕生させられればと考えています。分野としては、WOC、糖尿病、感染管理が挙げられます。こういった認定看護師がいることで、病院全体のアピールにもなります。情報化時代ですし、選ばれる病院であるためにも看護師教育をきちんと行っていきたいですね。

<頻繁なミーティング>
 玉井師長が所属する回復期リハビリテーション病棟は60床を有するため、ほぼ毎日のように新入患者さんの受け入れがある。その際、担当看護師と、理学療法士、作業療法士、言語療法士などのセラピストが集まり、ミーティングを行っている。
玉井:
病棟の性格上、脳血管疾患で高次機能障害のある患者さんが中心です。そういった患者さんは転倒することも多いです。そのため看護師とセラピストがお互い注意することを確認しあう場が必要なんですね。正規のカンファレンスだけでなく、30分程度の小さなミーティングも頻繁に行い、情報交換をして、病棟内の安全に努めています。
さらにリーダーミーティングを月に1回開催し、業務内容の見直しを行っている。
玉井:
60床を10床ごとに分けて、6つのチームを作っているのですが、それぞれのリーダー格の看護師とリーダー格のセラピストでのミーティングです。これによって、改善されることも多く、意味のあるミーティングになっています。

<プリセプター制度>
 京都武田病院では6年ほど前からプリセプター制度を導入し、新人教育にあたっている。昨今では復職看護師にもプリセプターを配し、復職支援の一環としている。
西岡:
新人看護師といっても、私どもでは一度社会人となってから、看護師を目指した人も多く、年齢層がばらばらなのです。年齢が少し上の新人看護師にプリセプターをつけるのは難しいといったデメリットも聞きますが、それぞれが相談しやすい環境を作っていく努力をしています。
玉井:
プリセプター制度を導入する前は「教育委員」という役職を置いていたのですが、教育委員になるのはキャリアが長い看護師ばかりでしたので、新人も相談しづらい雰囲気があったんですね。ところがプリセプターは、2、3年の経験の看護師が担当しますので、お姉さんのように接することができるようです。プリセプター導入後も教育委員を廃止せず、教育委員、プリセプター、新人で三者面談を行うなど、厚みのある体制になっています。ときには師長も加わり、四者面談の場になることもありますよ。
西岡:
復職の場合は看護師が休職していた期間や休職前の勤務歴など、様々なケースがあり、教育が難しいのですが、それぞれに合ったプリセプターをつけて支援しています。この制度を導入してから、復職看護師の早期退職が減少し、長く勤務してもらえるようになってきました。

<安全管理>
 京都武田病院では2005年にISO9001を取得している。これは医療事故防止に病院全体が積極的に取り組んできた証左であろう。
西岡:
安全管理に関しては、PDCAサイクルを用いて、部を横断する形で行っています。月に1回の会議をしてきましたが、このほど会議のあり方を見直しました。麻酔科の医師が中心となって発案したもので、リスクマネージャー会議を発展的に改善します。看護部のリスクマネージャーだけでなく、医事課、コメディカル、セラピストセンター、臨床工学技士などといった他部署のリスクマネージャーにも出席してもらって、より横断的な内容となるようにする予定です。

<活躍する男性看護師>
 京都武田病院には約120人の看護師がいるが、そのうち男性看護師が10人と高い割合になっている。
西岡:
男性看護師が多いのは、一人が友達や知り合いに声をかけていって、それが広がっていったからなのでしょう。「働きやすい職場だ」と感じてくれるのは嬉しいですよね。男性で看護師になろうとする人は皆、優しいですよ(笑)。
 京都武田病院には約120人の看護師がいるが、そのうち男性看護師が10人と高い割合になっている。
玉井:
奨学生制度がありますので、平均年齢が若いんです。京都という土地柄、四国や九州から看護学生で来て、勤務する義務期間が終了したら地元に帰る人も多いのですが、そういった人たちがまた「やっぱり、ここがいい」と言って、帰ってくることもあります。他院と比べて、人間関係が良い職場なのだと思いますね。

<時間外労働の見直し>
 看護師の業務はほとんどが患者さんに関わるものであるため、時間外労働が発生しやすい環境である。昨今、厚生労働省の政策で、薬剤師、管理栄養士がベッドサイドでの業務を行うことができるようになり、看護師の負担の軽減につながっている。
西岡:
薬剤師は薬品管理が主ですが、最近では内服にも取り組んでいます。また管理栄養士は患者さんの嗜好調査などの聞き取りでベッドサイドに来ています。これで看護師の時間外労働は随分減りました。看護師はベッドサイドに行って、看護を提供するという本来の業務に専念できます。
 同席して頂いた武田敏宏専務理事にもお話を伺った。
武田:
医師の意識改革も行いました。たとえばオーダー時間に締め切りを作ること、分かりやすい指示を出すことといったことなどです。病院全体で協力してやっていかないといけませんね。

<ビューティーアップセミナー>
 長ナースキャップを廃止する病医院が増加しているが、京都武田病院でも2007年4月に廃止に踏み切った。ナースキャップは白衣に比べると洗濯の回数が少ないため衛生的な観点や、点滴などの業務の際に邪魔になるといった理由から問題視されたのだが、今度は「髪がまとまらない」という別の問題が出てきた。そこで京都武田病院では、美容師を招き、まとめ髪の方法などを講義してもらう機会を作っている。
玉井:
ナースキャップがあれば適当にごまかせたのですが、なくなるとそういうわけにはいかないですから、出勤前に格闘している看護師が多いんです(笑)。それでこの企画となったようですが、今後もメークや身だしなみといった内容でセミナーが行われるようです。

<京都武田病院の良いところ>
 1987年から20年に渡って京都武田病院に勤務している玉井師長にお話を伺った。
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玉井:
私は奨学生でしたので義務年限が4年あったのですが、その年限が来ても「辞めたい」と思うことはなかったですね。一番の理由は人間関係の良さではないでしょうか。また子どもが病気したときなど、大きな病院では電話1本で休むことが難しいということも聞きますが、私どもでは子育て支援の体制がきちんと組まれていますし、本当に働きやすい職場です。
 さらに西岡部長にもお聞きした。
西岡:
理事長、院長が働きやすい土壌になるよう、業務改善を積極的に行っていますし、前の看護部長も子育て支援に協力的でした。妊娠している看護師に他部署の職員から「重いものを持つなよ」と声がかかったり、病院全体でそういった雰囲気があるように感じます。ただ妊婦を入浴介助から外したりするなどの優遇をすれば、そのしわ寄せは若手に来ますので、現場の師長は苦労しているのではないでしょうか。しかし若手もまた母親になる機会がくるわけですから、そのときに理解してもらえると思っています。

<今後の展開>
 西岡部長、武田専務理事に今後の展開についてお伺いした。
西岡:
教育体制をきちんと整備して、看護職員の増員につなげたいと考えています。それが施設基準を向上させ、経営にもプラスにつながっていくわけですから。そして患者さんが他施設に転院しなくてもよいように、病床編成の見直しを進めていければと思います。私どもの病院のある下京区は高齢者の割合が多い地域です。今後もさらに地域に密着した病院であるため、地域の方々のご意見を伺っていきたいですね。
武田:
私どもでは常々「人こそが大事」という観点を持っています。私どもで勤務を始めた看護師も多いのですが、様々なことを学んで頂ける病院かと思います。また子育て支援、復職支援といった働きやすい職場作りにも一層力を入れていく所存です。

<病院理念>
1.地域の住民の方々によりよい医療と福祉を提供することに貢献します
2.『人と人とのふれあい』を大切にし、職員全員が患者様の満足できる医療サービスに努めます
3.地域の医療機関、老人施設との連携を行い、患者様の医療ニーズに応えます


<病院概要>
名称
医療法人社団 恵心会 京都武田病院
住所
〒600-8884 京都市下京区西七条南衣田町11
電話
075-312-7001(代表)
FAX
075-311-6771
病床数
240床
診療科目
内科・小児科・外科・整形外科・皮膚科・泌尿器科・眼科・放射線科・神経内科・消化器科 呼吸器科・循環器科・アレルギー科・リハビリテーション科・心療内科・精神科・麻酔科・人工透析・訪問看護・人間ドック
関連施設
医療法人社団 恵心会 訪問看護ステーション聖護院(075-762-1212)
医療法人社団 恵心会 居宅介護支援事業所聖護院(075-762-1313)
医療法人社団 恵心会 介護老人保健施設 綾部さくらホーム(0773-40-1066)
医療法人財団 医恵会 七条武田クリニック(075-312-7002)
医療法人財団 医恵会 聖護院皮膚科クリニック(075-762-1311)
医療法人社団 医眞会 タケダ腎クリニック(075-751-5007)
メディカルケア御所ノ内株式会社 居宅介護支援事業所・ヘルパーサービスセンター(075-312-7022)
メディカルケア御所ノ内株式会社 ヘルパーサービスセンター聖護院(075-771-7005)

<アクセス補足>
JRをご利用の場合
JR西大路駅から北へ徒歩約13分
市バスをご利用の場合
西大路七条バス停から徒歩約3分

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