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第24回 〜姫路赤十字病院〜
【
教育プログラム
】
(柴田 由美子 看護部副部長)
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教育プログラムの特徴
日本赤十字社は全国に92の施設を持っていますが、共通のキャリア開発ラダーとしてレベルTからXまでを設定しています。レベルTは新人で、レベルXになると看護部組織を代表するスタッフです。従来の経年別の詰め込み式では「嫌でもやらないといけない」という雰囲気になりがちですが、ラダーシステムでは自分から進んで教育を受けるといった、自由裁量の部分が大きくなります。講義よりもシュミレーションに重点を置いて、全看護師がTからXまでの中で参加するレベルを自由に選べることも特徴です。最近の新人はレベルがまちまちで入職してきますので、どんなことを学ばせるのかを見極めていかなくてはいけません。そこで4月の初めに目標を立てたうえで集合研修を開始します。レベルTに関しては50ぐらいのチェックリストがあり、病棟での看護実践や院内外の教育によってリストをクリアしていきます。そして9月と年度末に師長面接を行って、師長から示唆を得ます。年度末には評価会で自分の看護場面をリポートし、指標を満たされていれば、院長名での認定証を手渡され、レベルUへ進むことができます。レベルVが日赤の看護師としてふさわしいモデルで、卒後5年から10年かかります。その後は管理者か認定看護師かという流れになっていきます。
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サプライズのある新人教育
新人看護師を教育していくにあたっては離職防止というのも重要な観点です。月に1度の集合研修は情報を共有し、悩みなどを聞く場でもあります。これまで「日赤の看護師なのだから、こうあるべきだ」と厳しい教育を行う、堅いイメージがあったように思いますが、最近ではプリセプターに「ここが悪い」というのではなく、「ここが良かった」という指導をするように言っています。「3カ月で1個はプリセプティの良いところを見つけてね」と言って、プリセプターのモチベーションも上げています。そして、サプライズとして、プリセプティにプリセプターへの手紙を書かせているんです。「厳しい中にも愛を感じた」というメッセージが読み上げられますと、皆、泣きますね(笑)。さらにサプライズで、年度末にはプリセプターにDVDレターを送っています。こういった取り組みが功を奏したのか、かつては10%あった新人看護師の離職がここ何年かは3%になり、病院全体でも10%を切るようになりました。
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専門看護師・認定看護師
現在、母性看護、がん看護で専門看護師が2人、皮膚・排泄ケア、新生児集中ケア、集中ケア、緩和ケア、化学療法、手術看護、感染管理の分野で認定看護師が7人います。さらに乳がん看護で1人が認定を待っているところです。私どもとしては、小児看護の専門看護師、小乳救急看護、糖尿病看護の認定看護師など、もっと増やしていきたいですね。取得にあたっては、全て出張扱いで金銭面の保障を行っていますし、取得後は師長や係長といった役職を付けて、待遇を保障しています。専門、認定看護師は特化した知識や技術を皆に還元していける存在です。院内勉強会の講師としても活躍していますし、全看護師が勉強会に参加できるよう、電子カルテで年間スケジュールをオープンにしています。そういった勉強会参加が全て日勤の中で可能なのも、 7:1看護を実現した病院のサポート体制があるからこそですね。
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