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第27回 〜東大阪市立総合病院〜

先輩ナースによるリアルトーク
千丈 友香子(整形外科病棟勤務)

大阪市出身。大阪鉄道病院高等看護学園を卒業後、神戸協同病院、市立堺病院に勤務する。その後、ケアマネージャーとして訪問看護を経験した後、2007年10月に東大阪市立総合病院に入職し、整形外科病棟に配属となる。
岩永 大輔(消化器内科病棟勤務)

福岡県北九州市出身。大和高田市立看護専門学校を卒業後、大和高田市立病院に勤務する。2006年に東大阪市立総合病院に入職し、整形外科病棟に配属される。その後、血液内科を経て、2009年からは消化器内科病棟に勤務している。
東大阪市立総合病院に入職を決めた理由をお聞かせください。
千丈いろんな病院で働いてきましたが、住まいに近い病院がやっぱり働きやすいんですね。結婚後は東大阪市に住んでいますので、ずっとこの病院で働きたいと思っていました。でも年齢制限が30歳まででしたので、諦めていたところ、40歳に引き上げられたので、応募しました。以前、市立堺病院に勤めていましたので、雰囲気が似ていそうな安心感もありましたし、「心とこころがかよい合う看護」というホームページに出ていた看護理念にも共感するところが大きかったです。

岩永前の病院には7年間勤務し、ずっと消化器外科病棟にいたのですが、自分のステップアップを考えたときに、もう少し規模の大きな病院で働きたかったんですね。東大阪市に住んでいたということ、がん看護に興味があって、がん拠点病院で勉強したいということで、こちらに入職を決めました。がん化学療法看護の認定看護師が2人いることにも惹かれましたね。
病棟での仕事について、教えてください。
千丈整形外科病棟は骨折や腰のヘルニアなどの疾患で、運動機能を障害された患者さんがメインです。ほとんどの患者さんが手術を受けますので、手術後のリハビリやリハビリ専門病院への転院に伴う仕事も少なくありません。ADL拡大の援助、セルフケアの不足をフォロー、退院の調整など、様々な仕事がありますが、整形外科、歩いて、笑顔で退院される患者さんをお見送りできるのがいいですね。動けない方、車椅子の方、高齢の方など看護度の高い方の入院が重なりますと、清拭などの介助が増えますので、体力的にはきついときもあります。でも、いつも忙しいわけではありませんし、同世代で、中途採用だったり、子どもの年齢が近い看護師も多いので、仲良く働いていける病棟です。

岩永急性期病院ですので、検査ももちろん多いのですが、看取りの機会も多いんです。多い月で20人ぐらいの看取りがあります。人生に一回しかない場面に立ち会うわけですから、毎回、「これでよかったのかな、この方のためになったのかな」と反省することばかりです。それでも元気になって退院される方もいらっしゃいますし、患者さんから泣かれたり、「ありがとう」と言われるなどの反応があると、充実します。患者さんと一対一で向き合い、語り合う看護や関わりは難しいですが、遣り甲斐もありますね。
東大阪市立総合病院の勤務で、良い点はどんなことでしょうか。

千丈整形外科病棟は2交代制なのですが、私にはメリットですね。確かに夜勤は長くて疲れるのですが、明けた後が必ず休みなんです。そのため長く家にいられますので、子どもと長い時間、接することができます。日勤の日もほとんど残業はないですね。院内保育所も月曜と木曜は夜間も開いていますので、利用している人も多いです。子どもがいても続けていける環境が整っていて、子どもが熱を出したときなども休むことができますし、皆で助け合える病院です。バッティングしないようであれば、夏休みを固めて入れてもらえます。中途採用の年齢制限も今回の募集からは45歳に引き上げられています。中途採用でも前の経歴がきちんと評価されて、お給料に反映されている点もいいです。ボーナスも景気の波に左右されないのは公立病院の良さではないでしょうか。


岩永以前の病院で経験できなかった血液内科を当初は志望していたんですね。しかし、配属されたのは整形外科でした。それを直属の師長に訴えたところ、人事にかけあってくださったんです。訴えをすぐに聞いてくださったのは嬉しかったですし、私も「中途採用なんだし、まずは整形外科で実績を作らないといけない」と前向きに考えることができました。そして1年半経ったときに改めて血液内科に配属してもらえました。こういう人事をしてくれる病院なんですね。有休を取りやすい点もいいです。前の病院の7年間で取った有休の数と同じぐらいの数をこの病院の1年で取りました。結婚した年には特に有り難かったです。年末年始や祝日の出勤手当もとても高いんです。福利厚生がきちんと整っていると、また頑張ろうという気になります。それから院内研修のシステムも整っていまして、中でも、がん化学療法看護の認定看護師による講義は本当に面白いです。
今後の目標について、お聞かせください。

千丈訪問看護師をしていましたので、病院勤務は久しぶりなんですが、医療技術の進歩には驚かされています。胃婁の注入薬なども非常に便利になっていますね。胃婁や骨折などを積極的に勉強して、将来、またできるのであれば訪問看護の場面に生かせたらなと思っています。ほかにも訪問診療をどう行っているのか、どういう地域連携を行っているのかなど、医療について様々な角度から勉強して、いろんな情報を吸収したいと思っています。

岩永がんは誰もがなる可能性を持ち、そのうち日本人の死亡原因一位になるのではないかと予想されています。がんについて知れば知るほど、深くて分からないことばかりですが、突き詰めようとするうちにすっかりはまってしまいました。今後は専門性を高めて、がんに関する分野で認定看護師を取得したいと思っています。私の看護観の一つに笑顔があります。「患者さんが10人いたら、10人の笑顔を見られれば、その日はOK」なんです。関わった人全てに笑顔になっていただきたいですね。
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